宿泊トレーラーの最新トレンド!シャワー、トイレ、キッチン付のトレーラーハウスの実装で気を付けること 

宿泊トレーラーの最新トレンド!シャワー、トイレ、キッチン付のトレーラーハウスの実装で気を付けること

最近、水廻り設備付きのトレーラーハウスへのニーズが大変高まっています。
弊社でもトレーラーハウスに設置できる住宅設備については、とても多く質問やご要望をいただきます。そして、大変多くの水廻りを実装した実績があります。

水廻り設備付きのトレーラーハウスは従来の宿泊施設とは異なり、その高い可搬性と快適な設備により、観光地の多様なニーズに柔軟に対応できる点が大きな魅力です。1泊以上の滞在では、水廻りの充実は滞在満足度の確保にとって、大変重要な点の一つとなってきています。

本記事では、トレーラーハウスの利便性や持続可能性に焦点を当て、小規模ホテル運営者にとっての具体的なメリット、設計時に注意すべきポイントを詳しく紹介します。

トレーラーハウスで実装ができる住宅設備は?

まず、トレーラーハウスで実装可能な住宅設備について説明します。

主要な水廻り設備としては、トイレ、キッチン、洗面器、ユニットバスやシャワーがあります。これらは、実は全て実装可能です。トレーラーハウスでは、基本的にはサイズさえ寸法が合えば取付ができる大変便利な空間仕様となっています。

トレーラーハウスに水廻りを実装できる価値とは?

グランピング施設や個性的な宿泊施設としても、コロナ禍以降、トレーラーハウスを活用した事例が多くなっています。

たとえば、

  • キッチンを実装することで、地元の食材を調達して自分たちで調理をする

  • ユニットバスを実装して、美しい湖畔を一望できるトレーラーハウスで自分だけのバスタイムを満喫する

  • アウトドアを満喫した後に、すぐにシャワーでリフレッシュできる

このような体験は、従来の宿泊施設では味わえない特別な価値となり、ゲストの満足度を高め、記憶に残る滞在を演出します。

トレーラーハウス型の宿泊施設では、通常の施設とは違い全てが独立棟となるため、いわゆる施設でいう共有部がありません。より各宿泊棟での体験価値の向上が、宿泊料や稼働率に大きく影響してきます。

水廻り設備の選択のポイント

トレーラーハウスで実装するそれぞれの水廻り設備の選択のポイントについてご説明していきます。

選択のポイントは以下のとおりです。

①メーカーの一般仕様で選定が推奨

一般的な住宅設備は、戸建てやマンションなどの住宅用に作られており、トレーラーハウスへの実装を想定されたものはほとんどありません。ただし、トレーラーハウスに実装できないかというと、そういうことはありません。基本的には、どのメーカーのものでも実装は可能です。ただし、メーカーでいう特殊なオーダー仕様を選ぶと、故障により修理をする際に、調達に時間がかかったり、あるいはそもそも調達ができない部品が生じたりすることがあります。そのため、できるだけメーカーのカタログの中から選べる範囲のなかで計画することが実は重要です。

②省スペース設計

トレーラーハウスの限られた空間を有効活用するため、コンパクトで多機能な水廻り設備を選ぶこととなります。たとえば、シャワーとトイレが一体になったユニットバス、スリムなキッチンなど、省スペース設計に優れた製品を選ぶことで居住スペースを最大限に確保できます。
トレーラーハウスでは、室内空間が奥行約2.3mのなかでパズルのように組み合わせて平面計画を作るため、設備が大きくなれば、その分フリーのスペースが小さくなります。
たとえば、ユニットバスではなくシャワールームにすることで必要スペースは半分になりますし、あるいはキッチンも幅90cmや120cmのミニキッチンにすることも、有効な手法です。
そして、シャワーユニットの場合は、トレーラーハウスの高さ制限から、場合によっては高さ方向で収まらない場合もありますので、トレーラーハウスメーカーに高さ方向でも実装可能な計画になっているか、確認することも大事なポイントです。

③耐久性とメンテナンス性

トレーラーハウスは移動や振動にさらされる可能性があるため、耐久性の高い素材や構造の水廻り設備を選ぶことが重要です。たとえば、割れやすい左官材やタイル・石などが表面材となっている住宅設備は避けた方がいいでしょう。

④電力消費量と分電盤(契約電力)の計画

熱を発する機器は電力消費量が大きいです。たとえば、キッチンのIHコンロやエアコンは、住宅設備の中でも電力消費量が大きい設備となっています。IHは200V電源が必要な場合が多いです。また、エアコンも機種や能力によっては、200V引き込みが必要な場合があります。

これらの設備を選定した際に、もう一つ必要な検討要素としては、分電盤の容量選定です。ワンルームマンションでは、分電盤は20Aや30Aで設定されることが多いですが、様々な設備を実装したトレーラーハウスの場合は、40A以上で計画することが推奨となります。メーカーにしっかり電気容量についても確認をすることを推奨いたします。また、その点について知識がないメーカーは、納車設置後の稼働してからのトラブルになりかねないため気をつけましょう。

⑤設置場所の気候条件

トレーラーハウスの使用地域や季節によって、水廻り設備に求められる機能が変わってきます。寒冷地で使用する場合は、凍結防止機能が付いた給湯器や配管を選ぶ必要があります。建築の場合は、建築の基礎部分を通ってそのまま地中に配管ルートが確保できますが、トレーラーハウスの場合はシャーシと地面との間に必ず配管が外気と直接触れ合う部分が生じます。寒冷地の場合は、配管に保温カバーを巻いたり、そのうえに電熱線を巻いたりすることも有効な対策となります。

⑥色合わせ、仕様決め

水廻りの主要なメーカーとしては、LIXIL、TOTO、タカラスタンダード、ミラタップ、クリナップ、SANEIなど、様々あります。
また、それぞれのメーカーの中でも、ランク分けされた商品が数多くあり、どのように決定すればよいのか、お悩みになられる方も多いでしょう。

そんなときに便利なのは、メーカーのそれぞれの商品カタログで、パッケージされた商品から選ぶことです。それらは、メーカー側が、ユーザーの分析を踏まえて選定しておりますので、漏れなくパッケージされていることがほとんどです。但し、そのなかでは、上述した寒冷地への対応、場所に合わせた色や仕様の選定は踏まえられておりませんので、多少のカスタマイズが必要です。
そして、仕様によっては、調達に時間がかかってしまうこともありますので、時間軸も踏まえて選定するといいでしょう。

なお、弊社では、きめ細やかに、対応が可能ですので、ご安心ください。

インフラ接続のポイント

トレーラーハウスは、設置の際に、車両としての設置条件を満たすことが必要です。具体的には、「随時かつ任意に公道まで移動ができること」という表現が使われます。そのため、水廻りや電気を接続する場合も、専用のアタッチメント金具を活用します。

土地選びのポイント

最後に、トレーラーハウスをインフラに繋ぎこむ際の、土地側での注意すべき点について説明いたします。

電気は近くに電柱があれば、基本的に引き込みが可能なことが多いですが、弊社の経験の観点では、給水・排水については、課題になる事例が比較的多いです。

たとえば、給水は水の圧力で水勾配はあまり関係なく引き込みができるのですが、前面道路に排水設備がない場合は、敷地内に浄化槽を設置する必要になることがあります。浄化槽は設置する際は、所管行政に設置届を提出する必要がある場合が多いですので、設備屋さんにヒアリングするとよいでしょう。

また、トレーラーハウスの場合、ガスは必ずプロパンガスの活用で、都市ガスの接続はできません。その土地がプロパンガスの調達が可能かどうかも、調べるといいでしょう。

いかがでしたでしょうか。

トレーラーハウスで水廻り設備を設けるためには、様々なことに気を付けながら計画することが必要です。

弊社は、多くの水廻り設備を実装した事例がありますので経験豊富なエリアノにぜひお気軽にお声がけをいただければと思います。

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