【防災マガジン】東京都の「新・被害想定」から考える、避難所トイレの最適解。カギを握る“フェーズフリー”という選択。

【防災マガジン】東京都の「新・被害想定」から考える、避難所トイレの最適解。カギを握る“フェーズフリー”という選択。

2025年12月19日、東京都は首都直下地震に備えた新たな被害想定と、それに基づく「東京トイレ防災マスタープラン」を公表しました。

都の試算によれば、発災後1週間で約5万7,000基ものトイレが不足します

この未曾有の危機に対し、私たちは「備蓄」という従来の考え方を超え、日常と非常時を地続きで捉える「フェーズフリー」について、考える必要があります。


東京都が掲げた「トイレの質」という課題

さらに、今回のプランで都が強調しているのは、単なる数の確保だけではありません。高齢者、障害者、女性、子ども……多様な都民が安心して使える「衛生的で快適な環境」の整備です。

従来の仮設トイレでは、以下の課題が常に指摘されてきました。

  • 不衛生な環境:
    臭いや汚れにより、避難者がトイレを我慢し、脱水症状やエコノミークラス症候群を引き起こす可能性があります。

  • 断水への脆弱性:
    上下水道に接続しているため、水道が止まれば、水洗トイレは機能不全に陥ってしまいます。

  • 設置のハードル:
    基礎工事が必要な建築型トイレは、被害を受けたエリアへの迅速な増設が難しいです。


エリアノが提案する「フェーズフリー」な解決策

エリアノのトイレトレーラーは、日常(フェーズ1)と非常時(フェーズ2)の垣根を取り払い、フェーズフリーかつ高品質なトイレを提供します。

※エリアノの災害対応トイレトレーラーは、2025年12月に、一般社団法人フェーズフリー協会の審査を経て、フェーズフリー認証を取得いたしました。

1. 【平時】街に溶け込む高品質な公衆トイレ

通常時は、公園やイベント会場などの公共スペースで上下水道に直結して、公衆トイレとして活用できます。

  • 高いデザイン性:
    一級建築士がデザインした清潔感のある空間。公衆トイレのイメージを刷新し、誰もが「使いたくなる」場所へ。

  • 快適な設備:
    エアコン、温水洗浄便座(ウォシュレット)を標準装備。

2. 【災害時】断水下でも稼働する「自立型インフラ」

地震が発生し、上下水道が寸断された場合は、上下水道から切り離し、タンクの水で運用できます。このトイレトレーラーの真価が発揮されます

  • 給排水タンク式への迅速な切り替え:
    外部インフラに依存せず、内部タンクの水だけで運用を継続できます

  • 圧倒的な「超節水」性能:
    1回の洗浄水量はわずか1.5L(一般的なトイレの約10分の1)。1,000Lタンクなら約500回の使用が可能です。

  • 高い機動力:
    トレーラーハウス型のため、被害が深刻な避難所へ迅速にけん引して移動・展開できます。

エリアノの「超節水型トイレトレーラー」は、まさに今回東京都が掲げたプランが目指す「質の高い避難環境」をフェーズフリーで実現するソリューションの一つといえます。

「いつもの快適」が、避難者の尊厳を守る

都が目指す「質の向上」に対し、私たちが提供できる最大の価値は「日常の快適さを避難所にそのまま届けること」です。

暗くて狭い「仮設トイレ」ではなく、明るく、温度管理され、使い慣れた「いつものトイレ」が避難所にある。

それは、被災者の精神的な負担を軽減し、健康被害を防ぐための最も実効的な対策となり得ます。

エリアノの災害対応トイレトレーラーは、災害時の課題の解決を起点としつつ、平常時でも快適に使用できる環境構築をも重視して開発した商品です。

未来の東京に、動くインフラを。

東京都の新たな方針は、トイレ対策がもはや「付け足し」ではなく、防災の最優先事項であることを示しています。

エリアノは、平時には地域の資産として活用され、有事には都民の命を繋ぐ拠点へと変わるトイレトレーラーを通じて、レジリエントな都市づくりに貢献してまいります。


最後に

エリアノは、自治体様との連携協定の実績(※)も有しており、費用高騰の課題を乗り越え、市民の皆様の安全と快適性を両立させるための導入計画や補助金申請サポートなど、実務的なご支援をいたします。

導入をご検討されるにあたり、多目的トイレ室を追加し、より多様な利用者に配慮したプラン(ユニバーサルトイレ並置型)の図面など、詳細情報ややりとりをご希望の方は、お気軽にご連絡をいただければ幸いです。

お問い合わせ先:info@areano.jp

※静岡県東伊豆町のプロポーザル採択に関するプレスリリース
株式会社エリアノ、静岡県東伊豆町の「災害用トイレトレーラー公募型プロポーザル」に採択!〜平時は観光、災害時は防災拠点に。フェーズフリーで活用する超節水型トイレで地域社会に貢献〜
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000067435.html

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