トレーラーハウスのメリット・デメリット

Published On: Dec 25, 2024 , Categories: Tips

前回の記事では、「トレーラーハウスの基礎知識」についてまとめました。
今回は「トレーラーハウスの定義と、メリット・デメリット」についてまとめます。


「モービル・ホーム」「ハウス・トレーラー」「トレーラー・ホーム」「タイニーハウス」など......

トレーラーハウスを指す言葉として、さまざまな表現があります。
日本では、「トレーラーハウス」という表現が国土交通省としても定義されていることから、最も一般的になっています。

トレーラーハウスがよく比較されるのは、「キャンピングカー」です。
トレーラーハウスもキャンピングカーも、車両ナンバーが付いているという点では、法律上は「車両」という扱いになっています。
キャンピングカーは、エンジンがある「自走式」です。それに対して、トレーラーハウスは「被牽引車両」であり、自走ができません。
その他の違いに関しては、前回の記事をご覧ください。

ここからは、トレーラーハウスの定義と、メリット・デメリットについてまとめます。

1.トレーラーハウスの定義

一般社団法人 日本トレーラーハウス協会では、トレーラーハウスは下記のように定義されています。

「随時かつ任意な移動性を確保するために、下記の3つの条件が実現されている」もの

  • 一定期間定置で使用し、必要に応じて工具を用いずにライフライン等を着脱できること。

  • 階段やベランダ等をトレーラーハウス側に固定させたり、トレーラーハウスの移動を妨げる柵や塀を用いたりする事なく、設置地から公道に至るまでの移動経路が確保されていること。

  • 牽引して(自走式でなく)支障なく道路を運搬移動できること。

つまり、車両として認定されるためには、ナンバーを取得する、牽引できるという、車両単体での状態のみを見ればよいというのでは不十分で、設置されている状態が非常に重要であることがわかります。これを逸脱して設置した時点でトレーラーハウスではなくなるということでもありますので、気を付けたいですね。

車両でなくなると、法律上、以下のいずれかで解釈されます。
 A:建築確認申請を取得して「建築物」となる
 B:建築確認申請を取得しない場合は、法律上は違法設置物となる

トレーラーハウスの車内では、人が生活することができるため、居住空間としてみなされますが、正常な状態では、任意・随時に移動できる状態を保っており、期間限定での設置であることから、建築物ではなく車両とされています。しかし、その状態を保っていなければ、違法となってしまいますので、適法な状態を維持することが非常に重要となります。

また、トレーラーハウスには2種類あり、簡単に書くと、「ナンバー付き車両」と「ナンバーなし車両」に大別されます。ナンバー付き/なしの線引きは、「車幅2500mm、車高3800mm、車長12000mm」というサイズで、それを超えないものをナンバー付き車両とすることができることとなっています。

2. トレーラーハウスのメリット

トレーラーハウスには下記のようなメリットがあります。

(1) 車両のため、建築確認申請が不要
(2) 空いている土地で事業に活用
(3) いつでも場所を移動することが可能
(4) 短期間の償却期間(4年~)
(5) 工場製作のため、品質確保が安心、価格がよめる
(6) 現地工事が少なく、負担軽減

特に、(1)(2)(3)を統合的に考えると、時限的な事業との親和性が高く、また、事業撤退時の売却を見据えた投資を検討することができるようになります。

また、(4)償却期間が短いため、投資家や収益力のある事業会社にとっては魅力的な投資商品にもなり得ます。

(5)(6)は、建設関係者にとっては、嬉しい点でもあります。一般的な建設の現場管理では、品質確保や自分のイメージしているものとの仕上がりの差異を少なくすることが非常に大変な作業ですが、トレーラーハウスは工場で製造して現地に設置されるため、その差異が極小であり、品質が安定していることは、大きなメリットです。

3. トレーラーハウスのデメリット

逆に、トレーラーハウスのデメリットは下記があります。

(1) サイズに制限がある
(2) トレーラーシャーシが製造できる事業者が限られている

トレーラーシャーシ(車台)の上にハウス(空間)を載せたものが「トレーラーハウス」です。そのためシャーシのサイズに依存します。日本国内では、幅約2.5m、長さ11.0mが最大サイズとなっています。

また、このシャーシは製造できる工場が限られており、大量生産が難しい現状があります。しかし弊社では独自に製造できる工場と連携しており生産体制を確保しています。


お読みいただきありがとうございました。

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